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Panel for exhibition credits クレジット
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Rossella Menegazzo and Philbert Ono were co-curators of the photo exhibition.
イタリア側でこの展覧会と図録のコーディネートをしているRossella Menegazzoさんは、ちょっと古い友人です。彼女は素晴らしい頑張りやさん。まだベネチア大学の学生のとき、夏休みに来日して僕と会いたいと言われて都内のピザ屋(彼女のバイト先)で初めて会ってあげた。
「卒業論文のため、日本人の写真家を研究したい!」と言い出してびっくりしたよ。「木村伊兵衛か土門拳、どっちがいいと思う?」と聞かれても答えないよ。(結局、土門拳になった。)しかし、参考書はほとんど日本語で英語の参考書も(僕のHP以外)非常に少ないと指摘した。でも3年後、なんとイタリア語で土門拳の論文が完成された。これは、イタリア国内で史上初の日本人写真家の論文である。ということは、彼女が日本語も勉強して読めるようになったの。凄いでしょう。
で、話しがまだ続く。彼女の草分けの論文のおかげで大学の後輩も二人、三人が日本の写真家の論文を書いたりしているの。その後輩たちにも僕ができる限り参考書など送っています。(向こうは喜ぶね。)でも、その学生さんが日本人の写真家を論文のためにインタービューしようとすると拒否されることがある(例えば奈良原 一高)。それを聞くと僕はとても恥ずかしい気持した。一方、森山大道の論文を書いた学生が本人とのインタービューが成功した。彼女がとても喜んでいたそうです。(大道さん、ありがとう。)
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